| 12月15日(土)の午後、市立総合保健福祉センターにて、事業開設一周年を記念しての講演とシンポジウムを開催させていただきました。市内外から、当事者の方々をはじめ、120名あまりの方々のご参加をいただき、熱気ある場を共に作っていただき本当にありがとうございました。 厚生労働省より清水専門官の基調講演に始まり、センターよりの経過報告、そして現場の関係者を交えてのシンポジウム・・とちょっと欲張ったメニュー構成でした。そのために、質疑応答の時間が少なくフロアーとのやりとりが少なくなってしまったことはとても残念でしたし、時間配分等深く反省しているところです。至らぬ点も多々あった事と思います、率直なご意見もお返しいただければ幸いです。   シンポジウムの冒頭は、新しい生活を始められた4名の当事者の方々からのビデオメッセージ。そこにあふれている笑顔が全ての象徴だったと思っています。23年ぶりに精神科病院を退院して一人暮らしを始められ、「一人暮らしは楽しいですよ。皆さん、どうか挑戦してください。」とエールを送ってくださったご本人は会場におられ、ちょっとはにかんでみつめておられるその姿は感動的ですらありました。「当事者の生の声が聞けてよかった」、「施設の中との笑顔の違いを痛感させられた」・・と素直な感想もたくさんいただきました。   まずは、この事業のことを知っていただくことを目標としての開催でしたが、「自分たちが対象の方に対して、何の御手伝いをさせていただけるかと改めて考えさせられました」、「シンポジストの話を聞く中で私たちがまだまだ取り組んでいかなければいけないことや出来ることがたくさんあるのではないかと考えさせられた」、「ネットワークって自体を動かすんだなぁと改めて感じました」・・などなど本当にたくさんの真摯なメッセージに1000倍の力をいただいた時間でもありました。ある当事者の方からは、「今、ちょっと元気ないけど、これから私もサポーターやるね。仲間しかわからないこともたくさんあるから・・」と何ものにも勝る応援をいただきました。   皆様との協同の中で、その人らしい暮らしのあり様をお手伝いしていきたいと思っています。 新たな二年目もどうぞよろしくお願いいたします。 尚、センターでは、「この一年の記録」と題して小冊子(79ページ)を作成いたしました。ご希望の方には、無料で差し上げますので興味のある方はセンターまでご連絡ください。 |